2008年09月03日
鶏ごぼううどんレシピ(九州のかしわうどん風)秋の夜長に♪
鶏ごぼううどんレシピ
「かしわうどん」って、九州の方に言えば、だいたい想像していただけると思うんですけど…『かしわ』というのは、『鶏肉』のことです。
ぶつ切りの鶏肉に甘めのしょうゆ味でしっかり味付けしたのが定番です。
それをご飯に盛ったのが、『かしわ飯』♪JR九州の駅弁などでよく見かけます。
炊き上がったご飯に混ぜ込んだのも、かしわ飯!!
サッパリダシの効いた温かいうどんに乗せて盛り付けましたといった感じなのが、JRの駅や九州自動車道のPにある、立ち食いうどんの『かしわうどん』ですね。
同僚に熱く語られた話で、JR鳥栖駅の「かしわうどん」が美味しくて、用事は無いのにとりあえず降りてホームの立ち食いうどん店で食べて帰った。…なんて思い出話を力説されたのを思い出しました。
かしわうどんの麺は、流行りの讃岐うどん風の強いコシがあるタイプでは無いです。
昔懐かしい太くてボワーっとした太めの柔らかいうどんです。
博多の人は、ちょっと柔らかいうどんを好んで食べる人が多いような気がします。
小さい子供でも安心して食べられるから、老若男女から絶大な人気なのでしょう。
乾麺を湯で時間通りに茹でると、ふんわりとした感じになりますので、冷水でひき締めた感じではなく、釜揚げのまま使用しましょう。
トッピングの焼きねぎが、周りの焦げ目と、中が甘くトロロンなのも、温かいうどんのアクセントになっています。
「鶏ごぼう」は、簡単に作れますから、是非覚えて下さいね。
ポイントは、小鍋に投入して火にかけてから、沸騰するマデに…灰汁を、しっかり取っていただきたいです。
ごぼうも鶏もアクが出やすい食材ですが、始めのうちにとってしまえば、後は煮汁が無くなる一歩手前までかるくかき混ぜながら、煮込むだけです。
火を止め、煮汁をからませて放置すると、味がしみ込みます。
鶏ごぼうは多めに作って、ご飯に乗せたり、ご飯に混ぜ込んだり、小鉢等にも使えて、とっても重宝します。
「かしわ飯弁当」っぽくする際のご参考として…
九州の駅弁では、錦糸卵と高菜炒めをトッピングしているのを、良く見かけます。
彩り鮮やかに仕上げて、オリジナルを楽しんでみてくださいね。
材料 (4人分)
・うどん(乾麺)理研農産ほとめく 400g
・たっぷりのお湯 3リットル
・長ねぎ 1本
・板かまぼこ 4cmくらい
<鶏ごぼう>
・鶏モモ肉 300g
・ごぼう 1/2本
・水 250cc
・和風だしの素 2g
・酒 大さじ2
・砂糖 大さじ2
・濃口しょうゆ 大さじ2
・おろししょうが 小さじ1
・塩 少々
・ごま油 大さじ1
<うどんつゆ>
・水 1200cc
・和風だしの素 2g
・鶏ガラスープの素 2g
・薄口しょうゆ 大さじ4
・酒 大さじ4
・みりん 大さじ2
下準備
・ 長ねぎの白い部分を3cmくらいの長さに8個切ってグリルでこんがりこげ目が付くくらい焼く。
・ 長ねぎの残りの部分を小口切りにしてきざみねぎを作っておく。
・ 蒲鉾は5㎜位の厚さに8枚切っておく。
作り方
1. 始めに鶏ごぼうを作る。ごぼうを3~4㎝の長さのささがきに切って、水に漬けてアク抜きする。
2. 鶏モモ肉は2㎝角くらいのぶつ切りにして、アク抜きしたごぼうと共に小鍋に入れる。
3. 胡麻油以外の鶏ごぼうの水と調味料を加えて火にかけ、始めに黒い泡のような灰汁が出るので、おたま等できれいにすくい取る。
4. 煮汁が無くなる少し前まで、時々かき混ぜながら煮詰めて火を止め、 胡麻油を加え混ぜる。
5. うどんつゆの材料を鍋に全部入れて一煮立ちさせる。
6. たっぷりのお湯でうどん(乾麺)理研農産ほとめく を7分間茹でてそのまま湯切りし、そば椀などに盛りつける。
※湯でうどんの場合はさっと湯通ししてお椀に盛り付ける
7. 焼きねぎ、蒲鉾、きざみねぎ、鶏ごぼうをトッピングして、熱々のうどんつゆをかけて出来上がり。